
#35.個性の違いを知れば 会話にキャッチボールが生まれる
キレイデザイン協会 マスターインストラクターの大塚えりこ(@eriko_megane)です。
どうぞよろしくお願いします。
個性の違いを知れば 会話にキャッチボールが生まれる
家族の中で私だけが、頼まれたら断れずにいろいろ抱え込むタイプ。PTAの役員などもそうでした。
一方、4人の子どものうち2人は「話は聞くし空気も読むけれど自分は曲げない」。
後の2人は「まずピンと来ないと動き出さない。やるとなったら早いけれど、無理と思ったらすぐやめる」。
特に自我が強い2人には、褒めても諌めても伝わらないことが多くて
どうしたものかと悩んでいました。
個性の違いを知ったことで、まず親子の会話のキャッチボールの方向が見えました!
兄弟げんかのきっかけも見つけやすくなり、我が家では長引かなくなりました。
また、「お兄ちゃんだから」「女の子なんだから」ではない話し方、聞き方をするようになって、子供たちからも話しに来てくれることが増えました。
仕事の場面でもキレイデザインでの学びは生かされています。
私は介護士をしています。
職場のスタッフもそうですが、何よりご利用者さまとの対応に大活躍です。
認知症を患われていらっしゃる方は、思うように自分の表現ができない場合が多いのです。
この方はずーっと誰かと話をされている。お気に入りのスタッフがいると落ち着かれている。
この方は、これからすることやその理由・時間を聞いて納得されないと拒否が強い。
この方は、「いいよ何でも」と笑顔でおっしゃるけれど、興味がわかないものには見向きもしない。
タイプ別に分けて対応してみると、意外にすんなり受け入れてもらえたりします。
生まれ持っての性格って、どんな状態であっても影響しているんだなと改めて思うことがしょっちゅうです。
拒否が強い方には、認知症でわからないと思ってもしっかり説明をして協力をお願いしてみたり、めんどくさがりで気分の良し悪しが激しい方には、あえて気さくに話しかけて気持ちを上向きにしていただけるような言葉を選んでみたり。
それだけで
「あの人は私をわかってくれている」
「ここは居心地がいい」
と思っていただけて、施設内に一体感が生まれます。
不穏が起こりやすい夕方も、バタバタ感が減りました。
次回は、別のマスターインストラクターから、キレイデザイン学の“運気”についてお伝えしますね。