
#1.「ちゃんとしなさい」からの開放_202410
キレイデザイン協会 広報委員長の小笠原かおりです。キレイデザイン協会で活躍中のマスターインストラクターから、3つの個性とそのエピソードをご紹介してもらいますね。
個性に合わせた接し方とは
キレイデザイン協会 マスターインストラクターの北郷あきこです。
どうぞよろしくお願いします。
キレイデザイン学では人の個性を分類していますが、このタイプについてまず最初に「子育てに活用できるタイプ別の接し方やエピソード」をお伝えしたいと思います。
私が人と接する時にいつも意識しているのは、ちゃんとした人に見られること。挨拶、話を聞くときの顔、姿勢など、良識ある行動は相手にいい印象を与えるだけでなく、お互いに気持ち良くすごせる関係を作れるからです。しかし、わが子が周りからどう見られるかまで心配し、「ちゃんとしなさい」と口うるさい自分にストレスを感じることもありました。
子どもたちは2人とも、私とは違う個性。周りからどう見られるより、自分がどうしたいかが大事なんです。だから、彼らの個性を尊重するようにしました。娘は自分が決めたことをしっかり守るタイプなので、人から言われてではなく、自分が納得してできるようサポート。息子は感性豊かな自由奔放タイプなので、ルールでしばるより、尊敬する先生をお手本に。また「それ、かっこいいね!」で伸び率アップです♪子育てに正解がないからこそ、子どものタイプを知ったことが「子育ての視点」の参考になっています。
家族のエピソードをもう一つ。
販売、営業、講師業をしてきた私なので、話し方がいつも課題でした。丁寧な話し方、物ごとの詳細を伝えることこそが命!と思っていた私。新人教育担当の時は、説明が分かりやすいと評価ももらっていたんです。しかし夫から「簡潔に、手短に」と言われ、話を聞いてくれない気の短い夫にイライラの日々。
ところが、夫がまず結果を知りたいタイプと知ってから、伝え方に変化が起こります。夫が必要としない詳細を、よかれと思って話していた自分にドキッ。結論、要点から話すと、夫からの「了解」も即答。聞いたことに応えてくれるようになったと言われ、驚きと笑いがとまりません。
おかげで仕事でも、さらに分かりやすさを伝えられる自分へと成長できたのではと思います。今では、商談、イベントなどのミーティングで事前にタイプを確認し、スムーズな進行、チームの役割分担決定に活用しています。
《人柄を大事にするタイプ》には、イベント立ち上げの原点、想い、ストーリー、私自身についてまで伝え、共感いただけるよう心がけています。また、実際の活動が目で分かる資料やSNSでのお客さまの声をお伝えすることもあります。
《分かりやすいメリットを求めるタイプ》には、お客さまのビフォーアフターを簡潔にまとめ、明確にします。イベント準備から開催までスケジュールをまとめたものや、お知らせで使える文言もセットにします。
《世間体を気にするタイプ》には、世の中のニーズが分かるように説明。このイベントにどの程度信頼性があるか、役立つ分野や学術的な話もおりまぜればOK。この担当者に「任せても大丈夫」と思ってもらえると、イベントが多いに盛り上がる協力が見込めます♪
最後に、思春期の親子講座として、タイプ別お子さんへの効果的なほめ方の例をご紹介しますね。
《一つひとつ丁寧なコツコツ派》は、ゆっくり慎重な自分に焦りも感じています。「この前より良くなっているね♪」が希望になります。
《自分で決められる環境が大好き派》は、納得すれば勝手に進み始めるので「できたらたいしたものだね!」と言ってみてください♪
《持ち味のパワーで天才的な動きを見せる派》は、一方で小さな不安に弱い面も。心をこめて「あなたならきっとできるよ」が次への糧になるでしょう。
ぜひ活用してみてください。